Ubuntu 22.04 LTS on Chuwi Hi10 Pro

2in1 tabletを手に入れました。

VIVA メルカリ!

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かんたんなスペックは下記。

  • CPU: Intel x5-z8300 (Atom CherryTrail, 4core/4threads, base=1.4GHz, boost=1.86GHz)
  • RAM: 4GB DDR3L
  • Storage: eMMC 64GB
  • OS preinstalled: Windows 10 + Android 5 (lollipop)

気に入っているところ

  • ディスプレイがきれい。かつタッチパネル対応!(TFT + fullHD)
  • 物理キーボード完備。かつ英語キーボード。(世の中にはなぜ日本語KBDなるものがあるのか。。。)
  • 小さい、軽い。(本体 550g, キーボード 582g・・・キーボードのほうが重いあるある)
  • 低消費電力。(Idle 5W, heavy 10W程度。省電力厨には魅力大。)
  • USB-Cでの給電設計。

難点 or 改善対象

  • やたらと解像度が高い10inchディスプレイ。(100%表示はアラフィフの目に辛い。150%か、せめて125%に拡大して対応。)
  • ウラ面がベトベトするキーボードドック。(中古あるある。。。無水アルコールでフキフキ。)
  • OS。どっちもまとめて不要。(ぉ
  • 充電アダプタを選ぶ。(PD対応とかネゴシエーションが必要なタイプはほぼ不可、遅い充電速度。)
  • やたらに感度が高いタッチパッド。Fn+F11で物理的にOFFして対応。

さて、OSインストールしていきましょうかね。以下、お品書き。

  1. まずは現状のOSを目をつぶってフルバックアップ。
  2. Ubuntu OSをクリーンインストール

    カスタマイズ。

  3. ディスプレイ表示を 150%に拡大。(1900x1200 -> 1280x800に。fullHD意味なし???)
  4. ext4を nilfs2に。(宗教の問題なので異論は認めない。w)
  5. sarコマンドが使えるように。(同上)

Ubuntu利用上のトラブルシュート(解決済み)

詳しいことはおいおい追記していきます。

  • 元環境(windows/android)をバックアップしつつ、ubuntu installを両立する手順の確立。
    ddによる backup/restoreをする方針だが、一緒に md5sumを取れるようにしたい。 -> teeコマンドで対応できた。
$ cat backup.sh 
#!/bin/bash
DEVICE=/dev/mmcblk1 
CHKSUM=md5sum.txt
rm -f xa*
sudo dd if=$DEVICE conv=noerror,sync | pv | tee >(md5sum >$CHKSUM) | pigz | split -b 4000M
$ cat restore.sh 
#!/bin/bash
DEVICE=/dev/mmcblk1 
CHKSUM=md5sum-check.txt
cat xa*| zcat | pv | tee >(md5sum >$CHKSUM) | sudo dd of=$DEVICE conv=noerror,sync
  • タッチスクリーンの有効化。
$ cat touchscreen_build.sh
#!/bin/sh
for i in gslx680-acpi gsl-firmware; do
  if [ ! -d $i ]; then
    git clone https://github.com/onitake/$i
  else
    cd $i; git pull; cd ..
  fi
done

cd gslx680-acpi
make
sudo make install
sudo insmod ./gslx680_ts_acpi.ko
cd ..
sudo cp gsl-firmware/firmware/chuwi/hi10_pro/silead_ts.fw /lib/firmware/
  • オンボードサウンドが突然止まる(beep)のをなんとかしたい。
    -> とりあえず、外付けのusb sound deviceで凌ぐ。
    -> module.confをいじって対応。(HDMI停止、sst mode化)
  • suspendができない問題 <- 電源ケーブルを外しておけばOK。だが。。。
    -> cm32181.ko(ナニコレ?)のロードを禁止して対応。
options snd-intel-dspcfg dsp_driver=2
blacklist snd_hdmi_lpe_audio
blacklist cm32181
  • 時々熱暴走と思しきハングアップを起こす。
    -> BIOS設定から、Intel DPTFの項目をまとめてdisableにして解決。
    -> DPTF: Intel Dynamic Platform and Thermal Framework
    ・・・要するにOS上から 消費電力に上限をかけられるようにする仕掛け。ACPI経由かな?

https://engineer-world.duckdns.org/2017/03/06/post-921/

superuser.com

-> これで心置きなく雀魂ができるぜ。

Todo(未解決)

  • touchpadの感度制御。(キーボード入力中は効かないようにしたい)
  • 起動時に F7を押さないと ubuntuブートできない問題。
    -> このためだけに Windows上の設定アプリを動かすのはめんどくさすぎる。しばらく放置で。
  • microSDからのOSブート。(これができるとOS入れ替えながら遊べるんだけど。。。)
  • smtube/smplayerで再生していると時々停止する。(過負荷?)

感想

UNIX-like OSマシンを常時確保しておかないと手が震えるアラフィフとして、これは素晴らしい!

  • 省電力、きれいなタッチ対応ディスプレイ。軽い。
  • 2in1だから膝置きしても熱くならない。
  • キーピッチは必要十分。Surface GOのペコペコキーボードより打ちやすい。
  • だんだん安定してくるとやることが減ってくるのが寂しい。(こうして次のおもちゃを物色し始める。。。)